内定先についてお聞かせください。

おもにテレビCMを制作しているプロダクションです。一般の求人サイトで見つけた会社で、興味を持ったので先生に報告のうえ応募しました。そもそもOICに入学したのは、テレビCMづくりに携わりたいと思ったから。やりたい仕事に就くことができます。職種はエディター。映像は編集次第で見栄えがまるで変わります。ゴールのない仕事ですが、頑張っていきます。

就活のようすを教えてください。

アート映像部に所属していて、授業以外でも数多く作品をつくっていましたので、就活用のポートフォリオに困ることはありませんでした。ところが内定先の選考ではポートフォリオの提出は不要。それでも見ていただきたいと思い、面接前に「お時間があればご覧ください」とポートフォリオのURLをメールでお送りしておきました。すると見てくださっていて、作品に対するお褒めの言葉をいただきました。メディアフロンティア（学内作品展）でグランプリを受賞したことなど学校生活での頑張りも評価してもらえたほか、面接での受け答えも笑顔で明瞭だと言っていただけました。でも、就活の当初は順調ではありませんでした。そこで、先生にもっと相談に来るように促され「なぜCMをつくりたいのか」「なぜエディターになりたいのか」という点を整理するように助言されました。たしかに自分の思いは明確なのですが、それをうまく言語化するという観点が抜けていました。そこを表現できるようになってから就活が前進。先生の助言がなければ、結果は違っていたかもしれません。

印象に残っている学習は何ですか。

授業以上にアート映像部での活動が勉強になりました。部活ではOICの学校行事などに使う映像を「仕事」として引き受けますので、より実践的な技術が学べるとともに、納期を厳守するという心構えも養えました。常にグループ制作なので一人ではなく皆で力を合わせてつくる達成感もあり、そんな仕事の喜びを学んだのも部活です。あとは、これも授業ではないのですが、オープンキャンパススタッフになったことや、SA（スチューデントアシスタント）を務めたことも成長につながっています。オープンキャンパスでは来校者の対応をしたり、他のスタッフのようすを観察して何かあれば手伝いに行ったりする中で、自発的な行動力が身につきました。SAの活動では4月のオリエンテーションの際に、クリエイティブ系の学生代表として数百人もの新入生の前で話しをしました。それだけの大人数を前にしても、まったく緊張感はありませんでした。

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