OIC 先輩達の内定報告

島田 隼翔さん

CGクリエイター専攻
岸和田市立産業高等学校 出身
島田 隼翔さん
CG・映像・アニメーション系について

3Dモデラー

株式会社北星社

会社概要

印刷業、広告業、Web開発、オリジナル商品開発、インテリアパース制作など多彩な事業を展開。関西SDGsプラットフォーム会員企業として、環境問題への取り組みや地域貢献活動にも力を注いでいる。本社は兵庫県豊岡市。
https://www.robo.co.jp

内定先についてお聞かせください。

会社としてはさまざまな事業を行っているのですが、僕は3Dモデラーとしてお客様に見せるイメージ画像を制作する業務を担当します。例えば、壁紙のカタログに載せる画像。商品の壁紙を使ったインテリア空間を描き、そこに家具を配置したり照明を当てたりして部屋のイメージを伝える3D画像をつくります。内定先を知ったのはOICの学校求人です。先生の引率で会社見学にも行き、会社の雰囲気を確認してから応募できて良かったと思います。会社からは入社して3年間は勉強期間と言われています。学ばせてもらえるのは本当にありがたいことだし、いずれは周囲に驚きを与えられるクオリティーを出せるようになりたいと思います。

就活のようすを教えてください。

書類とポートフォリオ審査を通過してから面接などに進みました。実はOIC入学の動機が実写の編集を学ぶことで、当初CGはあまり勉強していませんでした。CGに路線転換したのが2年になってから。最初は作品数が足りず、3年になってようやくポートフォリオが組めるようになりました。ポートフォリオは先生に見せてアドバイスをもらうことを繰り返していました。先生の助言は的確で、作品のクオリティーが同じでもレイアウトの工夫で見え方がまるで違ってくることがわかりました。それと大きかったのがOICの企業説明会で受けた講評です。説明会で助言をいただけるならもっと企業人の目を借りようと考え、参加するときはいつもポートフォリオを持参していました。面接で作品としてアピールしたのが、グループ制作で担当した3Dの背景です。一人でやり切った部分だったのですが、そこを評価していただきました。面接練習はキャリア支援課に依頼。たしか7回だったと思います。いろんな方に面接練習をしていただくことで、多くの視点からアドバイスをもらえたことが役立ちました。

印象に残っている学習は何ですか。

2年後期の「デザイン創作演習」という授業で、これは面接で話題にしたグループ制作です。お話ししたように僕はCGを学び始めたのが遅かったのですが、なぜか先生に3D技術の高いグループに入れられました。足を引っ張るわけにはいなかないので、優秀な学生にいろいろと教えてもらいながら、できないなりに数をこなそうと頑張りました。すると段々と作業のスピードが速まり、作品の評価も高まっていきました。ここで多くの知識が得られましたので、グループ制作のメンバーには本当に感謝しています。そこから個人制作も進み出し、技術の向上も実感できるように。例えば木製テーブルを描いていても以前は平面的な茶色だけだったのが今は木目まで表現できるようになっています。入学して1年間は実写編集を学び、そこから路線転換して3Dモデラーになれたのですが、実写を学んだことは決して無駄ではありません。画角やライティングなど実写で学んだ知識は、CGにも活きています。

受験生の皆さんへのメッセージ

僕が実写からCGに路線変更したように、1つの分野に縛られないのがOICの良さ。だからまずは今興味のあることをやってみる姿勢が大事です。そして個人制作の重要性。授業で基礎は教えてもらえますので、自分で足りないものを考えてたくさん作品をつくってほしいと思います。それを先生に見せてアドバイスを仰ぐことも、ぜひ行ってください。業界人でもある先生の知識は本当にすごいですよ。

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