リタワークス株式会社
総合病院のWeb制作・運用サービス、NPO法人向けのWeb制作・運用サービスなどを展開。病院やNPOの業界に特化したノウハウを持ち、自社開発のCMSを提供している。本社は大阪市。
https://ritaworks.jp/
内定先はNPO法人に強く、サイト制作・運用とともにファンドレイジング(資金集め)などもサポートするサービスを行っています。私は中高生のときにNPO法人に所属してキャンプ活動をしていたのですが、NPOは広報が弱いという課題を感じていました。この会社ならOICで学んだデザインの力をその分野に還元できます。また病院向けの事業も展開していて、この点にも魅力を覚えました。職種はWebデザイナーとWebディレクターです。今の時点で大きなことは言えませんが、ディレクターも務めるのでクライアントに寄り添うという自分の理想に近づいていけるように、先輩たちから学んでいくように努めます。
内定先にはOICの卒業生も多く勤務していて、そのうちの一人が2年制コースから入職した元クラスメートです。直接会って会社について話を聞き、ポートフォリオの相談にも乗ってもらったところ、医療機関向けの事業があるので病院のワイヤーフレームをつくるのがいいとアドバイスしてくれました。そこでポートフォリオ用に小児病院のサイトを作成。面接でとても関心を持ってくださり、「リンクボタンの形が丸なのはなぜか」「ピンクを多めに使っているのはなぜか」という質問を受けました。小児病院のサイトにアクセスする状況下では、親御さんが慌てていることが想定されます。「緊急を要するけど一度落ち着いて」ということをデザインでメッセージするため柔らかさを出したと説明し、納得いただけました。作品以外でアピールしたのは問題解決力。フレンチレストランでアルバイトをしていたのですが、業務多忙で新人教育が行き届かず、離職率が高いという問題がありました。そのためシェフにお願いして教育マニュアルを作成すると離職率が大きく下がりました。シェフへの取材から仕上げまで一貫して行ったので、ディレクション力も示せたのではないかと思います。
「広告デザイン」の授業で学んだことがいろんな場面で活かせています。基礎的なデザインや色彩の知識に触れるとともに、良い見本とダメな見本も示していただき、多くのインプットができました。この授業では「六本木デザイナーズフラッグ・コンテスト」というコンペに応募する課題もあり、入選することができました。入選作のフラッグは六本木の街に飾られ、東京の友人に頼んで写真を撮ってもらいました。その作品データと写真は提出したポートフォリオにも載せました。あとは授業ではないのですが、OICにはポートフォリオ交流会といって、先生とプロのデザイナーから作品の講評を受ける機会があります。そのときに自分では気づいていなかった私の強みを教えてくださり、就活に向けて意識を高められました。