リタワークス株式会社
総合病院のWeb制作・運用サービス、NPO法人向けのWeb制作・運用サービスなどを展開。病院やNPOの業界に特化したノウハウを持ち、自社開発のCMSを提供している。本社は大阪市。
https://ritaworks.jp
病院とNPO法人のWebサイト制作・運用に特化した会社です。Web事業とともに、NPO法人の経営を支援するファンドレイジング(資金調達)の仕組みづくりも行っています。内定先にはWeb部でお世話になったOICの先輩が勤務しています。先輩から会社の事業内容などについて聞き、病院のサイトをつくっていることに興味を持ちました。私は幼い頃に入院した経験があり、病院のサイトが利用者を安心させたり、逆に不安にさせたりするのを実感として知っています。ぜひこの会社に入って、病院を利用する本人と家族に安心感を与えるサイトをつくりたいと思ったのがめざした動機です。
内定先対策のポートフォリオとして、病院サイトのワイヤーフレームをつくりました。まずは内定先の制作実績に掲載されている作品をみて、病院のサイトに共通する特徴を研究。すると、色づかいや情報の掲載順序などに病院独自の工夫があることがわかりました。その研究成果を活かし、掲載順序に気を配りながらソフトトーンかつ健康的な印象につながる色使いをしたワイヤーフレームに仕上げました。ポートフォリオには病院サイト以外にデッサン、グラフィックデザイン、イラストも入れて、OICで幅広い技術を身につけたことをアピールしました。面接で一番頑張った作品について聞かれたので、病院サイトを挙げ「御社の制作実績を研究して制作しました」と伝えると、「よく研究していますね」と良い評価をいただきました。面接は得意ではありませんでしたので、キャリア支援課で数回にわたり練習。緊張で声が小さくなることと強みのアピールが少ないことを指摘され、再度の自己分析を通じて、それらを改善して臨みました。
もともとデザインセンスに自信はなかったのですが、基礎からさまざまな表現方法を身につけられました。デッサンでは構図から造形を考える力を養い、色彩論では、例えば「やさしさ」という抽象的なイメージを色でどう表現するかなどを学びました。今は一つひとつのデザインにおいて、色の選択でも根拠を持てるようになり、この基礎力はサイトをつくるうえですごく役立っています。Webだけではなくグラフィックデザインも学び、本の装丁、Tシャツのデザインなど、いろんな作品をつくりました。入社後はWebデザイナーを務めますが、印刷物を制作する機会があれば学んだことを活かしたいと思います。学びの場は部活にも。Web部では授業以上にレベルの高い作品に取り組んできました。部活でのグループ制作の成果をメディアフロンティア(学内作品展)に出すのですが、最終年の今年はOICのある上本町周辺の飲食店をまとめたサイト制作を行っています。