OIC 先輩達の内定報告

ゲームプランナー専攻
大阪府立八尾北高等学校 出身
山根 和也さん
ゲーム系について

ゲームデザイナー

ソレイユ株式会社

会社概要

ハイエンド系アクションゲーム、格闘ゲーム、シュータージャンルで実績のあるゲーム開発会社。バンダイナムコエンターテインメント『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』など、メーカーとの開発も手がける。本社は東京都。
http://soleilgamestudios.com/

内定先についてお聞かせください。

内定先はアクションゲームに強いのですが、それ以外にも様々なジャンルを開発しています。映像のリアルさも特色で、とくに海外向けの作品は非常に個性的な映像を追求していると感じます。僕はアクションにもリアルにも興味があり、自分がかかわりたいタイプのゲームが多いので興味を持っていました。職種はゲームデザイナーで、内定先ではプランナーを意味します。相手は世界。「日本のレベルデザインならヤマネだ」といわれるくらいの存在になることをめざします。

内定先を選んだ経緯を教えてください。

おもに面接と作品選考という流れでした。ポートフォリオの内容は企画書7本、ゲーム作品3本、映像作品1本です。志望した職種がプランナーの中でもレベルデザインというステージ構成を設計する仕事なので、企画だけでなくゲーム作品が必要になります。作品のフィードバックもいただき、ゲームの面白みはわかっていると評価していただきました。面接では現在作成中の企画案を持っていきました。プランナー職の面接は、業界的に突飛な質問が多いと聞いていたので、どんな質問でも答える意気込みで臨みました。企画案については、こだわりのポイントなど一般的な質問でしたが、その後に「ファンタジーの世界でなりたい職業は?」などかなり想定外の質問がありました。面接練習は担任の先生やキャリア支援課の方としっかりしてきたのですが、さすがに準備のない質問でした。それでもなごやかな雰囲気をつくってくださり、最後に「受かったとおもいますか? 落ちたと思いますか?」という究極の質問が。「受かったと思います」とお答えしておきました(笑)。

印象に残った勉強は何ですか。

プランナーになるために授業外でも学んでおきたいと考え、ゲーム会社主催のインターンシップに2回参加しました。ポイントでインターンをはさむことでスキルアップを図っていく計画でした。ゲーム会社のインターンは狭き門で、就活と同じように作品選考と面接があります。選考を通過した学生が全国から大学生も含めて集まってくるので、レベルの高い課題が出されます。もちろん要求のレベルも高く、企画書をみて「面白くない」とあっさりダメだしをいただくことも。初回のインターンシップは自分にとって一つの転機になりました。会社の方からひと口にプランナーといっても様々なポジションがある。その中で何をしたいのか決めておくべきだと助言され、それがレベルデザインをめざすきっかけになりました。OICの授業で印象に残るのがチーム制作です。全部の職種がそろうわけではありませんので、プランナーと並行してエフェクトもやりました。自分でもゲームがつくれて、制作の工程を理解していることは的確なディレクションにつながります。つくることも含めて、OICで幅広く学べたことは今後に役立つはずです。

受験生の皆さんへのメッセージ

プランナーをめざす人の動機は、自分でつくりたいゲームがあるからだと思います。大事なことですが、もっと大事なのはそのゲームで人を楽しませられるかどうか。つくりたいものと人が求めるものが一致したとき、はじめて作品になるという意識が大切です。チーム制作の際、僕は同じチームのデザイナーやプログラマーにつくりたいと思わせる企画を立てようと考えていました。「この企画どう思う?」と。他者の目を借りることも有効な方法です。

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