OIC 先輩達の内定報告

與那城 将希さん

ゲームプランナー専攻
大阪情報コンピュータ高等専修学校 出身
與那城 将希さん
ゲーム系について

ゲームプランナー

株式会社アルヴィオン

会社概要

家庭用ゲーム機およびスマートフォンアプリの企画・開発を中心に事業を展開するゲーム会社。アクションゲームを得意分野とし、自社タイトルに加え、多くのゲームタイトルで開発実績がある。本社は大阪府吹田市。
https://www.alvion.co.jp

内定先についてお聞かせください。

コンシューマゲーム機用のソフトを開発していて、とくにアクションゲームに強い会社です。求人票に記載されていた開発実績を見ると、プレイしたことのあるゲームも含まれていて驚きました。OICの学内説明会で話を聞かせていただいた際、強く響いたのが「絶対にヒットさせてやる」という意気込みと、「小さな開発規模で大きなゲームをつくる」という挑戦心。完成した組織よりも発展途上の会社で働きたいと考えていた自分に最適だと感じました。ゲームプランナーとして入職しますが、それで終わるつもりはありません。キャリアプランとしては、20代はプランナーとしてひたすら武者修行に励み、その後はディレクター、プロデューサーといった上位職へステップアップ。めざすは業界のトップクリエイターです。

就活のようすを教えてください。

面接では企画書などポートフォリオの中身について質問を受けました。ポートフォリオにはゲームの企画書のほかに、3DCGの作品とデッサンを入れました。デザイン作品を盛り込んだ意図は、プランナー職なので造形はしないのですが、デザインも学んできたことを示すためです。先生には日頃から、デザインを理解したプランナーをめざしなさいと指導されてきました。なぜならプランナーがとくにコミュニケーションを密に図る相手がデザイナーだからです。ポートフォリオでその素養は示せたと思います。面接で深く質問されたのが、ポートフォリオのゲーム企画が、ユーザーにとってどう面白いのかという点です。説明したのは、ユーザーというのは画面の動きに反応するので、画面を見て直感的に楽しめる企画を立てていること。ただ、企画書は文字と画像だけなので画面の動きまでは十分に伝わり切りません。もちろん僕自身は画面の動きをイメージして企画をしていますので、その点を説明して納得していただきました。

印象に残っている学習は何ですか。

OICで“恩師”といえる先生と出会えました。デザインを理解したプランナーという方向性を与えてくださった先生です。プランナーにはもう一つの方向性があって、それはプログラミングに強い人材です。しかしプログラミングは独学も可能ですが、デザインは一人では学べません。プロから添削を受ける必要があり、そこが専門学校で学ぶ大きな意義。1年からデザインに対する意識を持った学習を貫けたのはOICで良かった点です。メインとなるゲームプラニングの授業は常に課題が出ている状態でした。先生はまず自由につくらせて、そこからみっちりと添削を入れてきます。とくに1年〜2年の頃は、1時間くらいかけてフィードバックをいただいていたのですが、先生のツッコミがすごくて最初は心が折れそうに。それでも1年の終わり頃には慣れて、何を言われても有益なアドバイスと受け止めることができるようになりました。ここで鍛えられたメンタルの強さも、社会に出てからの武器になるでしょう。

受験生の皆さんへのメッセージ

ゲーム企画の基本は、ユーザーを第一に考えること。ユーザーが気持ちよく遊べるかどうかという基本から離れることなく学んでください。他者の目を借りることも大事です。ゲームが好きな友人や家族に見てもらうのもいい方法だと思います。

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