株式会社ジーゼ
ゲームの企画・開発・運用を行う「ゲーム開発・運用事業」のほか、最先端技術を活用した「VR/ARコンテンツ開発事業」、e-ラーニングシステムなどの開発・運用を手掛ける「教育事業」を展開する。本社は大阪市。
https://gzeal.co.jp
ゲーム事業をメインにさまざまなコンテンツを開発している会社で、自分はゲームプランナーとしてゲーム開発の部署に配属されます。内定先を知ったのはOICが教育機関会員になっている「大阪デジタルコンテンツビジネス創出協議会(ODCC)」の合同模擬面接会です。ゲームプランナーはOIC入学時からめざしていた職種。いずれはシリーズものを開発して、売り上げにも貢献できるプランナーになりたいと思います。
自分の場合は一般的な就活の手順はあまり踏んでおらず、特殊なケースだったといえます。参加したODCCの合同模擬面接会では、企業から声をかけてもらったり、学生から企業に働きかけたりする機会もあり、内定先となる会社の社長や担当者に直接企画書をお見せすることになりました。すると「面白い内容なのでぜひ応募してほしい」と、選考に進むことを促してくださったのです。この時点で実質的に選考の一部をクリアしていて、あとは人となりを知るための面接という流れでした。他社の選考も受けていました。なかには企画力を評価するためのユニークな選考も。例を挙げると、ここにさまざまなスポーツ好きの集団がいて、野球やサッカーなど好みが異なる人たち全員を満足させる仕組みを考えるという課題も経験しました。自身のアピール材料はゲーム運営の指標となるKPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指標)を自主学習してきたことです。ユーザー1人あたりの課金額の単価分析をしていて、この点はいい評価をいただけたように思います。
2年まではゲームデザイナー専攻とほぼ同じ授業を受け、広く学んでいくのですが、やはりメインはゲーム企画をつくることです。「ゲームプランニング」の授業は3週間を一つの単位として進められます。課題に対して1〜2週目までに企画書を作成し、3週目に発表。先生からフィードバックを受けることを繰り返します。企画は自分との戦いであり、自ら学んでいくしかありません。街に出たときに風景を見て感じたことをメモに取ってアイディアの元にするなど、とにかく考えを全部書き出して取捨選択する方法で企画を練っていました。先生が外部のゲームコンテストに応募させてくれたこともあります。福岡ゲームコンテストや全国専門学校ゲームコンペティションに出品。受賞はできませんでしたが、最優秀賞や優秀賞とのレベルの差を感じることで、自分の位置づけを確認できたことは一つの収穫でした。