株式会社カプコン
数々の人気タイトルを持つ日本を代表するゲームメーカー。おもにアーケードゲーム、コンシューマーゲームの開発・販売を行う。欧米やアジアにも拠点を置き、海外でも高い評価が定着している。東証プライム上場。本社は大阪市。
https://www.capcom.co.jp
カプコンの強みとして、まず盤石の経営体制を挙げたいと思います。例えば、マルチコンテンツ・マルチユース戦略という過去のコンテンツをさまざまなプラットフォームに展開することで収益を上げる仕組みを築くなど、知的財産を最大限に活用した経営を行っています。また、「RE ENGINE」という独自のゲームエンジンを開発するなど、研究開発に力を注いでいることにも魅力を感じています。カプコンで3Dアニメーターを務めることについてはまだ実感はないのですが、選んでいただいたからにはスキルを磨き、ユーザーの記憶に残るかっこいい作品をつくっていきたいと思っています。
ポートフォリオ、デモリールの審査後、面接に進みました。ポートフォリオにはOICで身につけた画力と3Dのスキルを示すため、2Dイラストと3D作品を均等に配置するとともに、アニメーター志望なので3Dアニメーションのデモリールも提出。4分ほどのやや長めの作品だったのですが、学んできたことを幅広く示せる構成にしました。とくにカプコン対策として、同社の看板であるアクションシーンを冒頭に詰め込む工夫も。面接では提出した作品について、制作の考え方や狙いなどを聞かれました。それに対して、動きでかっこよさを表現して、ユーザーにもっとプレイしたいという気持ちを起こさせたかったと説明。面接官の方に「かっこいい」と言ってもえらえたので、狙いは伝わったのだと思います。話題は作品だけではありません。履歴書に高校時代はコミュニケーション力が皆無で、それを克服するためにアルバイトを始めたと記載したのですが「今はコミュニケーション力が高い。行動に移せているのがいい」と、勉強以外の取り組みも評価いただきました。
わからないことは、些細なことでも先生に相談していました。もう聞きまくったという感じです。OICは先生との距離が近く、アドバイスを仰ぎにいくとすぐに講評してもらえたり、メールでの質問も早々に返してくださったりします。自主制作をして、添削を受けてクオリティーを上げる。この繰り返しで力をつけました。OICで一番良かった点です。一人での自主制作はどうしても気持ちが前のめりになりがちなのですが、先生が第三者の視点で「伝えたいことがわかりにくい。こう改善したらいい」などと冷静に分析してくれたので、私も客観的に作品を見られるようになっていきました。就活サポートも手厚く、デモリールを含めたポートフォリオの整え方については8〜9割は先生の助言のおかげです。就活の軸として、アクションをつくりたいという希望は明確でしたが、企業に対する作品の見せ方がわかっていませんでした。先生は企業ごとの、カプコンならコンプコンに応じた見せ方を指導してくださいました。