2014年11月7日・8日に大阪南港ATCで開催されたKansai Open Forum(KOF)に、本校の学生が専門学校として初のブース出展、およびボランティアスタッフとして参加しました。

 KOFは「オープンソースならびに、コミュニティが元気に交流できる場を関西でも作ろう」という目的のもとに集まった有志により、2002年に活動を開始したオープンソース系のイベントです。関西では最も歴史が古く、開催規模も同種のイベントの中では最大となります。

専門学校で初の出展!

本校からITクリエイト部と映像系1年生の学生約20名が参加しました。学生たちは、ITクリエイト部で制作したシステム作品を展示するブース出 展、およびイベントの運営をサポートするボランティアスタッフとして、それぞれの担当業務に熱心に取り組みました。本校の学生がボランティアスタッフとし て参加するのは今年で3年目になります。

 専門学校として初の出展ブースでは、学生作品を多くの一般の方に見ていただく貴重な機会となりました。

 出展前は「多くのオープンソースコミュニティーの中で浮いてしまうのではないか」、「誰にも興味を持ってもらえなかったらどうしよう」などの不安 から、学生たちも気が気でない様子。しかしイベント当日、いざ作品を展示してみると多くの来場者が足を止め、作品を見てくださいました。

 中でも1年生の制作した『コマンドライン上で動作するテトリス』や『WEBで動作するレシートプリンター』は、来場者の方に「学生らしい大胆な発想の作品」と良い評価をいただくことができました。

本校からはITクリエイト部と映像系の学生が参加!

今回、ITクリエイト部は初めて学外で作品を展示しました。部員一同、自分たちの作品が多くの人に評価されることや、「もっとこうすると良くなる」といったアドバイスを受けることで、次の作品への創作意欲を大いに刺激される良い機会となりました。

 また、他の出展ブースを見学したり、業界人による講演を聞くことで新たな技術やアイデアを多く得ることができました。

 一方映像系の学生は、ボランティアスタッフとして2日間にわたり基調講演を含む各種講演や会場の様子の撮影、およびステージの模様をUstream配信するなど、映像に関わる作業を担当しました。

 大規模な講演会の撮影や動画の生配信などこれまでに経験がない作業に、学生たちは普段と異なる緊張感を持って取り組みました。内容や状況、タイミ ングに応じたスイッチング、フレーミングを意識することなど、専門分野に関わる多くの学びがあり、非常に良い経験になりました。さらに、最終日のじゃんけ ん大会ではステージ司会にも挑戦させていただきました。

貴重な経験を今後につなげるための「振り返り会」も。

 KOFに参加しただけで終わってしまってはもったいない!!今回の経験を今後に活かしていくための振り返り会も行いました。

 ITクリエイト部の学生からは、まず自分たちの専門スキルがまだまだ不足しているという反省が聞かれました。そこで、クラブの活動内容を外部へ発 信したり、学外のコミュニティへ積極的に参加することで多くの人からアドバイスをいただく機会を求め、スキルアップを図っていこうという意見が述べられま した。

 映像系の学生からは、専門技術をさらに磨きたいという意見や、イベント開催前に内容や必要な専門知識などをしっかり調べておく必要性に気付いたという意見が多く聞けました。

 他の人の意見を知り、多様な視点・考え方を身に付けていくことができるのもクラブ活動の大きな意義であると考えております。振り返り会を通して共 有した達成できたこと/反省すべきことを学生1人ひとりの成長につなげていけるように、今後の活動内容に活かしていきたいと思います。

 

貴重な機会をいただいたKansai Open Forumのみなさまに感謝

今回のイベントを通して貴重な経験をさせていただけたことは学生にとって大きな成長につながりました。大きな役割を任せてくださった運営スタッフに感謝するとともに、今後も積極的に学外イベントへ参加していきたいと思います

 

関西オープンフォーラム2014