2015年2月25日(水)、シェラトン都ホテル大阪4階「浪速の間」にて『2014年度優秀者表彰式・祝賀会』を開催しました。

 本会では、基本情報・応用情報・データベーススペシャリストなどの難関国家資格に合格した学生や、ゲーム・デザイン分野において優れた作品を制作 し、学内作品展・外部コンテストで高い評価を受けた学生の努力と功績を称え、学校全体で盛大に祝賀いたします。1年間の成果が評価される場として、学生た ちの学習における目標です。

 

優秀者表彰式

学内とは異なる特別な空気に招待された学生たちは少し緊張しながらも、優秀者に選ばれた喜びが表情からあふれていました。

 厳かな空気が漂うなか開式した第1部の表彰式では、はじめに本会の主催である呉本学部長より挨拶がありました。近年高等教育の場で「教養教育」が 見直されていることに触れて、富士山の裾野のように広い「教養」を備え、その土台の上に確かな専門性を築きあげることの大切さと、ぜひそのような人物に成 長してほしいという激励が述べられました。

 つづいて、本年度の優秀者98名の中から選出された『最優秀者』3名、『優秀者』10名に表彰状と記念品が授与されました。

表彰者挨拶

表彰者を代表して、『最優秀者』に選ばれたITスペシャリスト専攻3年の川久保銀河さん、『優秀者』に選ばれたアートディレクター専攻2年の杉本達也さんが挨拶されました。

 川久保さんはこの1年間で最難関資格である「データベーススペシャリスト」と「ネットワークスペシャリスト」の2つに合格されました。

 自身の経験から毎日の授業にしっかり取り組むこと重要であること、はじめて参加したインターンシップではIT業界で働くことを具体的にイメージす ることができ、就職活動の励みになったこと、そして日々の小さな目標をひとつずつ積み重ねていけば誰でも必ず大きな目標を達成できる、と述べられました。

 一方、杉本さんは、「アイドルになりたい!」という憧れから自分をアイドルとしてプロデュースする、というコンセプトの作品をグループで制作し、学内作品展で最優秀賞を受賞されました。

 細部にまでこだわってリアリティを追及したこと、グループのメンバーと最高の思い出が残せたことへの喜び、友人や教員への感謝の気持ちなど、苦労はありながらも楽しんで作品づくりに取り組んだ様子が非常に印象的でした。

祝賀パーティー

会場の中央へ都ホテル自慢の料理がずらりと並び、お待ちかねの祝賀パーティーのスタートです。

 人気メニューやスイーツには長蛇の列ができ、中には好物でお皿を山盛りにする学生も。表彰式での緊張感から一転、美味しい料理や飲み物とともにクラスメイトや教員との交流を楽しみました。

 さらに余興として、プロによるジャグリングショーを鑑賞しました。

 漫才コンビ顔負けの軽快なトークとともに繰り広げられる高度なパフォーマンスの数々に、会場からは大きな歓声と拍手が上がりました。

優秀者挨拶

祝賀パーティーの締めくくりとして、本年度の「優秀者」からCGクリエイター専攻1年の岡田拓己くん、ゲームプログラマー専攻3年の栄紋奈さんが挨拶されました。

 岡田くんは、『OSAKA LOVERS CMコンテスト2014』へ応募した映像作品が準大賞に選ばれました。

 個人での映像制作というはじめての経験に悩んだことや、とにかく撮影しよう!と約400本もの動画を撮ったものの、実際に使用できたものは22本 しかなく、きちんと計画を立てることの大事さを痛感したというエピソードから、失敗を糧に次年度はさらによい作品をつくりたいと語ってくれました。

 栄さんは、ゲームプログラマー専攻の学生としては珍しくゲームをあまりプレイしない(!)ため、ゲームの企画を考えるのには苦労するそうです。

 しかし、プログラマーとしての知識・技術をきちんと身につけるために今後も高度な資格試験へチャレンジし、ネットワークやデータベースを活用して面白いゲームを作りたいという意欲を示してくれました。

 

優秀者表彰式・祝賀会を終えて

今年度も多くの優秀な学生たちがすばらしい学習成果をあげてくれました。高度な資格取得者の増加や作品の質の向上など、本会における教育実績は年々高まっております。

 学生たちの成長はわが校の誇りであり、学校全体の活性化の源泉でもあります。次年度も本会へ多くの学生が集い、互いの成果をたたえあう機会となるよう、教職員一丸となり一層努力してまいります。

 学生のみなさん、来年もぜひこの場でお会いできることを期待しております!