【学校行事】『第1回留学生日本語スピーチ大会』を開催しました!

2025年1月20日(月)『第1回留学生日本語スピーチ大会』を開催しました。
30名の留学生が事前の予選に参加し、上位9名が決勝に進出しました。
中級の部、上級の部のレベルに分かれ、「将来の夢」、「私と日本」、「国際交流とグローバル社会」などのテーマに沿って、発表を行いました。決勝当日は、たくさんの教職員や友人達が応援にかけつけてくれました。

見事賞を受賞した留学生4名のスピーチの概要をご紹介します。
※賞は、中級の部:最優秀賞、上級の部:最優秀賞、優秀賞、特別賞、の4つです。

最優秀賞受賞者(中級の部):KYAW ZAWE(ミャンマー)

  • 「将来の夢」

 ミャンマー出身のチョウさんには、大きな夢があります。それは、「40歳までに自分の国でITの会社を作る」ことです。ミャンマーの若者に日本で学んだITの技術を伝え、よりよい国を作りたいという素敵な夢を語ってくれました。そのために、日本語やITの勉強を熱心に頑張っているチョウさん、チョウさんのスピーチは、夢を持つことや努力することの大切さを私たちに再認識させてくれました。

最優秀賞受賞者(上級の部):AYE MIN PHYO(ミャンマー)

  • 「よりよいグローバル社会のために」

 ミャンマー出身のピョーさんは、「世界平和」について、強い思いを語ってくれました。なぜ、人は争うのか。なぜ、お互いを認め合えないのか。宗教、国籍、性別、年齢、肌の色、それらが違ってもお互いを認め合って協働することの大切さと真のグローバル社会とはどのようなものかについて考えさせられるスピーチでした。
 

優秀賞(上級の部):SHRESTHA RAJENDRA(ネパール)

  • 「私の国と日本」

 ネパール出身のラジェンさんは、外国人からみた日本の良さを心から語ってくれました。日本の礼儀正しさ、周りの人を思いやる気持ち、感謝の気持ちを言葉で伝えることなど、日本に住んでいるわたしたちには気づかない視点から、日本の良いところをたくさん伝えてくれました。また、日本の生活で学んだ「異文化を尊重すること」についても話してくれました。ラジェンさんの素直な気持ちが率直に伝わり、私たちに新たな気づきを与えてくれました。

特別賞(上級の部):GANTULGA MUNKHZUL(モンゴル)

  • 「私が目指すグラフィックデザイナー」

 モンゴル出身のズラさんは、過去ミニマリストというライフスタイルに共感し、家族の大切な思い出まで捨ててしまった経験をしました。そして現在、デザインにおけるミニマリストという新たな観点で、自分の理想のグラフィックデザインについて語ってくれました。自身のデザインには、優しい色や小さいモチーフを用いて表現することが多いというズラさん、今年は斬新なデザインにも挑戦していきながらクライアントの思いを正確に表現することができるグラフィックデザイナーを目指しているとのことです。ズラさんの穏やかさや繊細さが伝わってくる素敵なスピーチでした。

OICの国際交流促進へ

 この記念すべき『第1回留学生日本語スピーチ大会』は、留学生の日々の頑張りや思いを学校全体に届け、OICの国際交流の促進を深めるとても大切な機会となりました。私たちに感動を与えすばらしいスピーチを届けてくれた9名の留学生に心からの敬意を表します。
 来年度は、さらにアップデートされた『第2回留学生日本語スピーチ大会』になるよう、留学生のみなさんの活躍と成果を期待しています!

 

最優秀賞受賞者(上級の部)のAYE MIN PHYOさん

素敵なスピーチを届けてくれた9名のみなさん