第14回学生作品展『メディアフロンティア2013』を開催しました。

2月14日より3日間、第14回学生作品展「メディアフロンティア2013」が盛大に開催されました。

 メディアフロンティアは、IT,ゲーム・CGデザイン・動画・WEB等の各分野で学ぶ学生たちが、年に一度授業で学んだ技術の成果を、学内・学外へ発表 する作品展示会です。開催14回目を迎える今年も多くの作品が出展され、保護者や企業担当者が多数来場されました。

 訪れた企業、クリエイターの方からは、出展作品一つ一つにプロとしての技術やデザインセンス、構成に企画力といった専門的評価を多数いただく事ができ、 学生たちは真剣な眼差しで聞き入っていました。将来専門就職を目指す学生には、一層の技術向上を目指す励みと刺激をたくさん受けた作品展となりました。

ポートフォリオ交流会

今回、新しい取り組みとして開催中に「ポートフォリオ交流会」を 実施しました。ゲームやデザイン系の学生にとって、専門職に就くためには自分のポートフォリオ(作品集)を作り上げることが必須です。この交流会では様々 な分野の企業、クリエイターの方を招き、学生が持参したポートフォリオをプロの前でプレゼンテーションし、じっくり講評をいただきました。

 参加した学生の学年は様々ですが、現段階での自分の作品を整理して、アピールすることで、プロの方からの自分がどのように評価されるかということを知る、貴重な機会となったことと思います。

メディアフロンティア2013授賞式

最終日は、ゲーム、映像、静止画・CG、グラフィック・Web、システムの各部門の優秀作品を決める授賞式を行いました。 

いつもの教室と違い、レッドカーペットが敷かれ大音響でで彩られた教室は、まさに授賞式の会場へ一変!CGクリエイター専攻1年の楊さんライブで始まり大いに盛り上がる授賞式になりました。

 各部門の選考は、企業の方を含めた審査員3名の手によって厳正な審査のもとに、優秀作品が選定されました。

 ここに各部門の最優秀賞をご紹介させていただきます。

ゲーム部門最優秀作品「おにばん。」

ゲーム部門で最優秀作品に輝いたのは、ゲームプログラマー専攻4年生田中裕士さん他7名で作成した、「おにばん。」です。

「おにばん。」は様々な攻撃を駆使して敵を倒していく、3D の3ラインベルトスクロールアクションゲームです。審査員の方からも、「キャラ、動き、ゲーム内容ともにレベルが高い」と評価され堂々の受賞です。

 

映像部門最優秀作品「Crash Radish」

映像部門で最優秀作品に輝いたのは、CG映像クリエイター専攻3年の雨宮誠士さん他2名で作成した、「Crash Radish」です。

 審査員の方からは、「見て面白い、アイディアの勝利、技術面等すべての面でバランスが取れた作品」と、非常に高い評価をいただき、文句なしの受賞でした。

 

静止画CG・イラスト部門最優秀賞作品「2013」

静止画CG・イラスト部門の最優秀作品に選ばれたのは、ゲームCGデザインコース1年生の新谷雄輝さんの「2013」です。

 1枚の絵の中に左右で2つの世界をうまく描き出したことや、構図や配色など計画的に制作したことが高く評価されて、見事1年生で受賞に至りました。

システム部門最優秀賞作品「Amitie,Tutti,Magazzino」

システム部門で最優秀賞に選ばれたのは、ITスペシャリスト専攻3年生中里雄太さん他7名で制作した、Webショッピングサイトの商品在庫管理を行うシステム「Amitie,Tutti,Magazzino」です。

 コンセプトの良さと、何より、完成度の高い出来栄えが評価されての受賞でした。

グラフィック・Web部門最優秀賞・メディアフロンティア学部長賞作品「クリオネのぼうけん。」

グラフィック・Web部門の最優秀賞に選ばれたのは、アートディレクター専攻2年比嘉 麻乃さん他8名で作成した、「クリオネのぼうけん。」でした。

 メインとなる絵本を商品として、ポスターや帯といった広報ツールやプレゼン用のポスターなど、実際に展開する前提で作品が作られていることや、各作品の構成や設定のぶれが少ないことが高く評価され、受賞いたしました。

 また、「クリオネのぼうけん。」はメディアフロンティア2013の各部門の最優秀作品のうちトップである「学部長賞」を受賞し、本作品展を代表する作品と評価されました。

メディアフロンティア2013を終えて

優秀賞、佳作、企業賞など、受賞した優秀作品が多々あるのですが、残念ながら今回はご紹介を割愛させていただきます。

 あらたて受賞者のみなさん本当におめでとうございました。

 今後の就職活動に挑んでいく学生の皆さんは、自分の作品をブラッシュアップしてさらにいい作品に仕上げていってください。

また、残念ながら受賞できなかった学生は次は受賞できるように、この1年間腕に磨きをかけてください。

 がんばれ!未来のクリエイター、エンジニアたち!