7月18日(土)OICでは、海外映画業界でライティングスーパーバイザーとして活躍されておられる清水雄太様をお招きして、映画業界セミナーを実施しました。
清水様は、イギリス、ドイツ、カナダのCG業界で働き、現在はImage Engine(カナダ)に所属し、「ジュラシック・ワールド」「ミュータントタートルズ」「はやぶさ 遥かなる帰還」など、数々の有名な映画に関わってこられました。セミナーでは、海外映画の現状や仕事に必要なスキルなど貴重なお話を伺うことができました。
ハリウッド映画も手掛けるプロの講演
まずは、清水様の学生時代のエピソードから始まり、カナダのImage Engineにて、として活躍されるまでの仕事の経緯を順を追ってお話ししていただきました。
海外で仕事をする心構えや、どういったことで苦労したか、また、ギャラはどのくらいもらえるの?といった、学生目線でためになることを細部にわたってお話しいただいて、学生も熱心にメモをとって興味深く聞いていました。
講義の合間には、ハリウッド有名作品のメイキングオブを見ながらの解説もあり、CG合成を学ぶ学生にとっては、とても参考になったと思います。最後に質疑応答の時間が設けられ、学生の質問に丁寧に答えていただきました。
「ハリウッドの仕事とはいえ、不安定だしキツいこともある。」「楽しいから好きだからという理由だけでは上には行けない。」「仕事は辛いもの、でも辛くしんどいことでも面白味を見出して好きじゃないことでも淡々とこなせる能力があると強い。」といった言葉が印象的でした。
今回の講演で非常に刺激を受けた様子で、学生たちの目が輝いていました。今後の授業やコンテスト、メディアフロンティア(学生作品展)など様々な場面での作品制作に生かせる内容をお話しいただき、誠にありがとうございました。