株式会社ジーンによるゲーム業界TALK LIVEを開催しました

「世界で戦えるゲームエンターテインメントを!」を合言葉に、数々の人気ゲームタイトルに携わる株式会社ジーン。11月15日(日)、そのジーンのプロデューサーを務める河上和弘氏をOICにお招きして、ゲームTALK LIVEを開催しました。

 当日は、ゲーム業界をめざすOIC生をはじめ、オープンキャンパスに参加してくれた高校生のみなさんなど、100名近くが集まり、会場の9Fアクティブラーニングホールは熱気につつまれました。

 

 TALK LIVE中は、ところどころに雑談を挟みながら最後まで飽きさせないプレゼンで参加者を魅了していました。長年のゲーム開発現場での経験や現職のプロデューサーとしての視点から、業界のしくみや仕事の醍醐味、業界が求める人材像などをお話しくださいました。

ゲームの仕事はこんなにも幅広い!

 例えばゲーム業界の職種紹介で、デザイナーといってもUI、キャラクター、背景、エフェクト、モーション・・・など様々な職種に細分化される事を一つ一つ丁寧に説明していただきました。また、業界の動向についても、1980年代に登場したファミコンにまでさかのぼりながら最近のPS4までの流れを踏まえ、今後のスマホ、ソーシャルゲームの展望や最新技術の動向についても分かりやすくお話しいただきました。

 

 その他にも、実際の開発現場における紹介では、バグの発見一つとっても、通常ではあり得ないプレイを何度も何度も繰り返えしたり、開発最終段階でバグが発見されたときの、プログラマーの心境など、参加者は興味深々、メモを取る手が止まりませんでした。

ゲーム業界で活躍するために

 最後に、ジーンが求める人材像として、一つ目に技術力が高い人、二つ目に常にアンテナを張り最新のトレンドを取り入れようとする人、三つ目に自分のやりたいことがはっきりしていている人を挙げられました。とくに自分がやりたいことについては、妥協せずに全力で取り組もうとする姿勢の重要性を強調されました。

 

 河上氏のメッセージとして印象に残ったのは、学生時代には本当に自分の作りたいものをどんどん作ってほしいとういことでした。

 「プロになれば自分の作りたいモノだけを作っててもダメで、お客様のニーズを理解し、なおかつ売れる物を作らないとダメである。お客様のニーズを理解した上で、自分の作りたい想いをこめて作品に取り組む事がとても重要である」という言葉でTALK LIVEが締めくくられました。

 


 講演終了後には、学生からの質問にもお答えいただきました。リアルな回答に衝撃を受けた参加者も多かったようですが、その言葉がより一層今後のゲーム制作意欲をかき立てたようでした。一部学生のアンケートをご紹介します。

参加者からの声

話し方がとてもおもしろく、実際の現場のお話も聞けたので、大変ためになった。(ゲームクリエイター(CG)専攻 2年生)

 

業界が欲しい人材のお話は1年生の私にとっては目指す方向性を決めるのにとても参考になりました。(ゲームデザイナー専攻 1年生)


ゲーム賞で良い成績を残したからと言って採用されるわけではない。普段から真面目にしようと思った。(ゲームプログラマー専攻 1年生)


ゲーム会社のお話を聞けると思っていたけど、まさかあんな面白い話が聞けるとは思ってなかったです。就活へのモチベーションが上がりました。(ゲームプログラマー専攻 3年生)

 

 参加したOIC生にとっては、ゲーム業界にチャレンジする気持ちと決意を新たにする機会となり、また高校生のみなさんにとっても将来の仕事を考える上で非常に参考になったと思います。
 本当に貴重なお話をいただいた、ジーンの河上プロデューサーにこの場をお借りして、改めてお礼申し上げたいと思います。有り難うございました。