第12回学生作品展「メディアフロンティア2010」を2月12日から4日間開催しました。静止画部門58作品、ゲーム部門43作品、動画部門13作 品、Web部門8作品の合計122作品が出展され、企業の方など多くの方にご来場いただき、盛況のうちに終了いたしました。

 メディアフロンティアは未来のクリエイターを目指し、作品制作に努力を重ねてきた日頃の成果を発表する作品展です。期間中は、ご来校の方々と在校生による作品投票が行われ、最終日にはその結果をもって授賞式が行われました。

 静止画部門では、「イラストブック 青の証明」を出展した、総合情報メディア学科ゲームデザイナー専攻3年生の美和さんが優秀賞を受賞しました。1つ1つの作品のクオリティも高く、自らの ポートフォリオの一環としての冊子づくりなど、作品制作に対する意欲的な姿勢も高く評価されました。

 ゲーム部門では非常に力作がそろい、「プロトタイプ」を出展した総合情報メディア学科3年生チーム(チームリーダー甲斐さん)が優秀賞を受賞、3Dアク ションゲームとしては、市販品に匹敵するクオリティを追求し、圧倒的な得票を獲得しました。 また、最終日まで投票が割れ、残念ながら入賞となった総合情 報メディア学科3年生チーム作品「ソニックライナー」(チームリーダー 金本さん)も、ワイヤーアクションを売りとしたゲームデザインが多くの方から楽しめるゲーム作品として好評を得ました。

 動画部門では、「ENGAGE」を出展したメディアクリエイト学科CGクリエイター専攻2年生勝本さんが優秀賞を受賞しました。3DCG部分ではギミッ クの細部の動きや繊細なテクスチャマッピングがほどこされ、映像表現として、カメラワークやカット切替、タイトル表示タイミングなどが良く、総合的に高い 評価を受けました。

 今年度より審査員特別賞として学部長賞が設立され、1年生のゲームクリエイター部の作品「スーパーラリオ」が受賞しました。プログラムを担当した上島君 は、ITテクニカル学科ITシステムエンジニアコースに所属し、国家資格である基本情報や応用情報技術者の資格を取得しながらも、ゲームクリエイター部の 活動を通じて、先輩からゲームプログラミングを教わり出展に至りました。温かくサポートしたゲームクリエイター部の今後の発展に期待したいと思います。

 表彰式の後は合評・懇親会が行われ 美味しい料理を囲みながらも、今回の作品についての互いの評価と感想で持ち切りとなりました。親しい友人だからこそ話せる、互いの作品に対する厳しいながらも温かい合評を通じて、来年への更なる飛躍を互いに約束していました。

 出展者のみなさん、本当にお疲れ様でした。
そして来年も、よりハイレベルな作品を目指して頑張って下さい。
がんばれ、未来のクリエイターたち!!!

主要な受賞者

静止画部門

【優秀賞】美和 賢治さん イラストブック 青の証明

【入賞】信原 加苗さん Bruce Willis

ゲーム部門

【優秀賞】甲斐 悠平さん(リーダー) プロトタイプ

【入賞】金本 裕志さん(リーダー) ソニックライナー

動画部門

【優秀賞】勝本 若郁さん 「ENGAGE」

【入賞】宮橋 知也さん 「ウルトラマンタクス2」

【学部長賞】ゲームクリエイター部 上島 大樹さん 「スーパーラリオ」