11月27日(土)・12月4日(土)に、次年度就職活動予定の学生を対象にした就職スタートアップ行事「OIC Career Boot Camp 2023」を実施しました。

 この行事は、OIC恒例行事として、就職前年度の学生全員を対象に毎年開催しています。例年は学外施設にて一泊二日の合宿として実施していますが、新型コロナウイルス感染予防のため、昨年度に引き続き学内での日帰り形式に短縮、二日程に分散することで密を避けるほか、マスク・フェイスシールドの着用や室内換気等の対策を徹底した上での実施となりました。

 二日間で計348名の学生が参加し、就職・キャリア支援のプロ講師15名、模擬面接の面接官をしていただく採用人事などでご活躍中の30名の皆様にご協力頂きました。また、2021年度の就活内定者21名もメンターとして参加学生のサポートを行いました。

 一日と時間が限られた中ではありましたが、「この行事を通じて自分への気づきと面接力を仲間と高める」という目標を掲げ、これから本格的に始まる就職活動に向け、充実した行事となりました。

■午前 グループ演習

 午前のグループ演習では、10の分科会に分かれ、参加者は普段のクラスとは異なる学年も分野も様々なメンバーと共に自己理解・自己開示・他者理解といったワークを行いました。

 特に自己理解に関するワークでは、これまでの学生生活を振り返り、「これまで自分が大切にしてきた価値観は何だろう?」「自分は他者からどのように見えているのだろう?」と、それぞれに自問自答をし、時にはグループの仲間と意見を交わしながら気づきを得ていきました。

■午後 模擬面接

 午後には、企業で人事を担当されている方や就職支援などの分野で活躍している方々を面接官としてお招きし、実際の新卒採用面接を想定した模擬面接を行いました。

 本番さながらの模擬面接に会場は緊張感で包まれ、参加者は真剣な表情で面接に臨みました。初めはうまく表現ができずに、言葉に詰まってしまう学生もいましたが、一回の面接が終了するごとに伝えられる面接官やオブザーブ学生からのフィードバックをもとに、少しずつ自分の思いを話せるようになっていきました。

 

■振り返り・閉会式

 プログラムを終え、一日の振り返りを行いました。初めに抱いていた不安と緊張もこの頃にはすっかり消え、リラックスした状態で一日を通して感じた気づきや学びを仲間と共有しました。

 閉会式は分科会ごとに行いました。担当教員より、「この行事を通じて自分への気づきと面接力を仲間と高める」という目標に対し、再度学生たちに気づきを促し、今後の就職活動に向けた心がまえなどについて伝えました。

■参加した学生の感想

・「自分と向き合う」という機会を与えてもらってよかった。自分自身について知らないことや周りへの与えるイメージを存分に知ることができてよかった。

・普段会うことのない人達と話をしたことで、今まで自分だけでは気づくことのできないことに気づけてよかった。

・CBCが始まる前は緊張と不安でいっぱいだったが、とても有意義な時間を過ごせた。苦手な面接も繰り返し行うことで少しずつできるようになっていくことが実感できてうれしかった。

・自分のためになると思って来てよかった。参加前の自分よりも格段に成長できたと感じた。面接官の方からいただいたアドバイスを意識して練習していきたい。

 

 CBCに参加した皆さん、一日を通して得た気づきや学びを活かし、社会に出る準備に向き合っていきましょう!就職活動の準備を進める中で不安に感じることもあるでしょう。そんな時は一人で抱え込まず、先生やキャリア支援課、周りの仲間を頼ってください。学校全体で皆さんを精一杯サポートしていきます。

 最後に、「OIC Career Boot Camp 2023」の実施にあたり、ご協力頂きました全ての関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。