内定先についてお聞かせください。

伊藤忠商事グループの主要子会社である、伊藤忠テクノソリューションズグループの１社です。システム運用に強みがあるのですが、開発、ネットワーク、セキュリティーなどと、大きな組織だけにあらゆる事業が動いています。自分としては視野を広く持ちたいし、幅広い仕事に携われる会社を軸に就活を進めてきました。理想的な会社に決まったといえます。

就活のようすを教えてください。

適正テストや面接などがありました。面接では学校での頑張りとして「システム開発演習」を、学業以外ではOICの先輩に紹介されたWeb開発のアルバイトで学んだことを中心に話しました。演習は2年と3年でともにリーダーを務めたのですが、2年のときはメンバーをどう動かし、全員で一つの課題に効率よく取り組むかに苦心。メンタルやモチベーションを引き上げることも含めて、チーム運営の難しさを経験しました。3年ではその体験を活かし再びリーダーに。「メディアフロンティア（学内作品展）」で佳作を受賞する成果が出せたことを伝えました。アルバイトで学んだことは仕事の厳しさです。求められるレベルが学生の水準ではなく、お客様の案件を扱うわけなので当然費用も時間もシビアになります。知識や技術ということではなく、社会人としての勉強になりました。面接では質問も受けたのですが、性格やものごとに取り組む姿勢といった自分の中身を見てくださっていたように感じました。

印象に残っている学習は何ですか。

面接のアピール材料にもした「システム開発演習」です。2年のときはチーム運営に苦労したのですが、3年のときはスムーズに進められました。メンバーに恵まれ、一人ひとりがアイディアを発信してくれるチームでした。受賞作品は学内向けのSNSです。コロナ禍で学生間のつながりが少なくなる中、学内の交流を促進する目的でつくりました。プログラムだけではなく、アイディアも評価していただいたのだと思います。新しい技術にも挑戦したので、いろんなことを調べながら開発しました。その過程で身につけた知識・技術も成長できた点です。あと記憶に残る勉強は1年で取得した基本情報技術者の対策です。夏休みの対策講座にも通って学んでいたのですが、直前の模擬試験で合格点に足りませんでした。そこから地道に努力して合格。ホッとしましたね。今は応用情報技術者の取得に向けて勉強中で、卒業までに取るのが目標です。

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