ANAシステムズ株式会社
ANAグループ唯一のIT企業。全日空の航空券コンピュータ予約システムから乗務員や航空機整備を支えるシステムまで幅広く運用するほか、エアラインビジネスにおける大型プロジェクトの受託開発なども行う。本社は東京都。
https://www.anasystems.co.jp
エアライン分野のIT企業で、ANAで使うシステムの開発・運用・保守を担っています。業務範囲は、私たちが空港で目にする搭乗ゲートの案内表示や予約システムなどのほか、航空機の整備管理システム、会社の人事管理システムなどANAのITシステムすべてに及びます。興味を持ったのが女性社員の育休後の復職率が100%というすごい実績。私は開発の現場で、できるだけ長く働きたいと考えています。面接で「人事などの部門で昇格していきたいか、それとも開発の現場で上がっていきたいか」と質問され、私は「現場で頑張りたい」と答えました。この会社なら女性が長期的なキャリアプランを持って働けると思います。
学校の紹介で知り、オンライン説明会のあと、ぜひ会社を見学したいとメールをお送りして快諾いただき、羽田空港まで出向きました。社員さんにいろんな質問もでき、見学に行って良かったと思いました。面接対策としてはANAシステムズのホームページを隅々まで閲覧。事業内容や会社の特色を知るのはもちろん、先輩社員の声から気になった言葉を拾って面接での質問項目を用意しました。あとは自己分析で自分がどんな人間なのかをひたすら深堀りしていました。自己分析の結果、PRしたのは自身の積極性です。OICではオープンキャンパススタッフやメディアフロンティア(学内作品展)のスタッフを務め、個人の活動としてハンドメイドのアクセサリーを制作・販売。ハンドメイドの活動は、ものづくりが好きなことが開発の素養に共通すると考えて話しました。また、自らお願いして会社見学のため上京したことも、結果的に積極性を示す材料になりました。
「システム開発演習」で2年、3年ともにリーダーを引き受けさせてもらったことです。チームを引っ張るのは大変な仕事ですが、コミュニケーション力は鍛えられました。コミュニケーション力の中でもとくにイメージを共有する力。相手の伝えたい要点を聞き取り、わからないときには擦り合わせを行う。その力は身についたと思います。夏休みの対策講座に通って基本情報技術者に合格したことも印象に残ります。私の場合、自宅で一人勉強したのではどうしても緩んでしまいます。講座に出ることで教室の雰囲気が後押しとなって長時間でも勉強できました。試験本番も長時間にわたるので、その訓練にとしても効果的だったと思います。講座も後半になると模擬試験や過去問を解いて採点するという実践的な内容になってきます。先生からは、「この部分でもっと点数を伸ばせる」と個人に合ったアドバイスをいただけたのも、対策講座に参加して良かったことです。